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ツイッターはLINEと競合せず 近藤代表「重なる部分大きくない」

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ツイッターはLINEと競合せず 近藤代表「重なる部分大きくない」

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 ソーシャルメディアのツイッター日本法人の近藤正晃ジェームス代表が産経新聞のインタビュー取材に応じた。

 近藤代表は急成長中の無料通話・メールアプリLINE(ライン)などとは競合しないとの認識を示したほか、東日本大震災を受けライフライン機能を強化していると説明。今後も日本市場を重視する姿勢を強調した。(柳原一哉)

 --LINEなど急成長中のサービスをどうみるか

 「ラインやカカオトークなどは有力なサービスだ。ツイッターと重なる機能はあるが競合するとの認識はない」

 --ツイッターの独自性が大きいということか

 「ラインはクローズド(交流相手が限定)のソーシャルグラフ(結びつき)だが、ツイッターはオープンでリアルタイム性があり興味や関心でつながる『インタレストグラフ』だ。他のサービスと重なる部分は大きくはない」

 --それぞれの特性に応じた使い方がある

 「日本のユーザーは使い分けている。テレビを見ながらオープンな交流はツイッターで、同級生とのやり取りならフェイスブックで、転職ならリンクトインでという切り分けがある」

 --ツイッターの特徴の一つは強い波及力だが

 「世界で、1カ月に1回以上アクセスするアクティブユーザーは1億4千万人で、1日のツイート数は4億件。最近ではオバマ大統領再選の際のツイート『Four more years』(さらに4年)が記録的だった。次々に引用(RT)され、世界で130億人が見た計算だ」

 --ただ一部ではツイッター利用不可能だ

 「中国ではツイッターが使えない。しかしサービスを提供するために、当局に妥協してユーザーの個人情報を(当局に)出したり、ユーザーの発言の審査に関わったりはしない。ただ(中国に限らず)テロ予告など人命に関わることには意識を配っている」

 --一方、日本での利用は盛んだ

 「昨年『天空の城ラピュタ』のテレビ放映の際、ユーザーが呪文の『バルス』を一斉に投稿。秒間ツイート数が2万5千件に上り、世界記録になった。日本のユーザー数は非公開だが、他にも記録的な数字は多い。ツイッターは日本市場を中核の一つに位置付け、初の海外法人が日本に設けられたのはこのためだ」

 --東日本大震災直後は誤った投稿により混乱を助長した面も指摘された

 「ネット社会には自浄作用があり、デマは社会的に訂正される。ただ政府系アカウントはインパクトが大きいため、日本では『ライフラインアカウント』として認証を進めるとともに、郵便番号から探し出せるよう検索機能を強化した」

 --ツイッターが災害時の情報源になる。日本以外でも整備する予定は?

 「検討している。ハリケーン『サンディ』の際はツイッター社のブログで、連邦緊急事態管理庁=FEMA=などのアカウントを掲載し周知した」

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