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ソニー社長、スマホ2強に挑む 研究開発部門の海外移転も

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ソニー社長、スマホ2強に挑む 研究開発部門の海外移転も

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取材に応じるソニーの平井一夫社長=8日、米ラスベガス  ソニーの平井一夫社長は家電見本市コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)が開催されている米ネバダ州ラスベガスで9日(現地時間8日)、フジサンケイビジネスアイなどとのインタビューに応じ、「スマートフォン(高機能携帯電話)を中心に機器間を連携させ、新しい楽しみ方を広げたい」と述べ、スマホを軸にテレビなどと連携させ、グループの販売増につなげる考えを強調した。かつて稼ぎ頭だったテレビ事業に代わり、成長が期待できるスマホを主軸に据える。

 同社は8日、スマホの新製品「エクスペリアZ」を発表。無線通信に対応し、テレビやスピーカーにかざすと、スマホに記憶した動画や音楽を再生できる。テレビ事業で培った技術を応用しており、平井社長は「(社内の壁を取り払ってできた)新しいソニーの一つの象徴だ」と自信を見せた。

 世界のスマホ市場をめぐっては、米アップルと韓国サムスン電子が席巻するが、「5年前は携帯電話ビジネスの2強はまったく違う2社だった」と指摘。「他社製のスマホを買われてはグループ全体のマイナス。シェアの入れ替わりはまだある」と巻き返しに強い意欲を示した。

 一方、フルハイビジョンの約4倍の解像度を持つ「4K」に対応した大型有機ELテレビについては「音と画質にこだわるソニーのDNAが詰まった商品だ」と、強調した。

 ただ、「すべてが4Kや有機ELテレビ頼みでは厳しい」とし、不振のテレビ事業については利益率の改善に取り組む考え。具体的には、コスト圧縮の施策として「マレーシア工場で日本と同じ作業ができるのであれば、マレーシアで研究開発活動をした方が安くなる」と述べ、研究開発部門の海外移転を示唆した。(米ラスベガス 米沢文)

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