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大林組、高層ビル外装設置効率化 横にも自走のパネル運搬装置開発

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大林組、高層ビル外装設置効率化 横にも自走のパネル運搬装置開発

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大林組が環状二号線プロジェクトのビル外壁施工で行っているパネル引き揚げ作業の様子=東京都港区  大林組は、高層ビルの外装設置工程を短縮できる自走式の運搬装置を開発した。同装置は、窓ガラスと窓枠が一体化した外装パネルを、低層階から縦方向に高層階まで自走するだけでなく、横方向にも自走できる点が特徴。

 タワークレーンなどを使う従来工法に比べ、建物条件で異なるものの、1.5倍程度もスピードを高められる。同装置は現在、東京・虎ノ門で建設中の「環状二号線プロジェクト(仮)」の52階建てビルで稼働しており、今後も高層ビルでの適用を狙う。

 外装パネルは従来、建物内の仮設エレベーターに1台ずつ乗せて運搬するが、床に段差などがあると作業員が横移動させるのに苦労するといった課題があった。

 今回開発した装置は、建物の外側の枠をレール代わりに使い、縦にも横にも移動できるように開発した。

 環状二号線プロジェクトでは1フロア当たり140枚のパネルをはめ込む必要があるが、工期が3年ほどと従来の再開発事業に比べて短いうえ、ビル地下のトンネル工事も同時に行うなど敷地や施工に制約がある。

 このため、揚重や移送に関わる重機や人手を使わずに工事を進められる工法が求められていた。

 従来工法では工程上、パネルは1日約20枚の設置にとどまり、強風時には休業を見込まなければならなかった。新工法では最大30枚の設置が可能で、風の影響による作業中止日を半減できるなどにより経費、人件費を抑制できる。

 また、パネルを設置するために建物内の仮設エレベーターを使用しないで済むため、他の作業にあてることができ、トータルの工程短縮にも寄与する。

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