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洋酒市場、若者取り込み拡大 ライフスタイル多様化 幅広い価格帯
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アサヒビールが1月から販売している米産ウイスキー「ジャックダニエル」 ワインやウイスキーなどの洋酒市場が拡大している。家飲み需要などのライフスタイルの多様化に加え、幅広い価格帯の商品が登場したことで、若者を中心にユーザーを取り込むことに成功。酒類市場では数少ない成長分野となっている。
「飲食店で手軽に飲める食中酒としての認知が高まり、家庭での需要も拡大している」(山田真二執行役員)として、本格的な売り込みに動き出したのがサントリー酒類。今月、45年ぶりにウイスキーの蒸留釜と貯蔵庫の増強を決めた。約50億円を投資し、2014年までにウイスキーの貯蔵量を15%拡大する。
アサヒビールから販売権を獲得し今年1月に投入した米産ウイスキー「ジムビーム」は、すでに昨年の年間販売量の倍となる5万4000ケース(1ケース12本)を販売した。
一方のアサヒも、サントリーから販売権を引き継いだ米ウイスキー「ジャックダニエル」を中心に洋酒事業のプロモーションに躍起だ。
2月には東京・銀座に期間限定で専門のバーも開店した。洋酒カテゴリーで今期は27.5%増の380億円の売り上げを目指すと鼻息は荒い。
メルシャンを傘下に持つキリンホールディングスは、600円前後の低価格ワイン「フランジア ペットボトル ロゼ」の新商品を2月に投入。飲食店向けにフランジアを炭酸水で割ったワインスプリッツァを提案し、年間約8000店に導入を進め、今期のワイン販売数量で前年比10%増を目指す。
国税庁の2010年度の酒税課税実績によると、ウイスキーは前年度比13.4%増と好調。11年度以降も各社は取り扱う商品群を増やしており、市場成長への期待はさらに高まっている。