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アベノミクス効果で回転ずし高級化 客単価アップ狙う

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アベノミクス効果で回転ずし高級化 客単価アップ狙う

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 木村育生社長は「消費者は安いものをたくさん食べることに飽きている」と分析する。「三種盛り」など独自メニューを数多くそろえるのも「明確なこだわりがないと埋没してしまう」(木村社長)との考えからだ。

 首都圏を中心に同様の店舗を今年度内に10店展開し、2~3年後に50店まで拡大する計画だ。

 回転ずしチェーン大手の「あきんどスシロー」(大阪府吹田市)も16日から、従来より高い1皿189円のメニューを本格的にスタートさせた。「全皿105円」をうたってきたが、冷凍されていない国内産の新鮮なネタを使った商品などを加え、売り上げアップを狙う。

 豊崎賢一社長は「高齢の方でシャリを残す人や、2人で(1皿の2貫を)1貫ずつ食べるお客が増えてきた」と指摘。「たくさんの種類を食べたいというニーズは多く、選択肢を増やすことが必要と判断した」と説明する。

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