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タブレットためらう理由は本体価格 欲しい機種はアップル製品

ニュースカテゴリ:企業の電機

タブレットためらう理由は本体価格 欲しい機種はアップル製品

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普及するタブレット端末  生活者の実態を調査、分析するトレンド総研は、消費者のタブレット端末の購入検討に関する意識調査の結果をまとめた。

 それによると、購入検討層に最も人気が高い機種は米アップルのiPad mini(アイパッドミニ)だった。一方、タブレット端末の購入をためらう要因として最も多かったのは「本体価格の高さ」だった。

 調査はタブレット端末の購入を検討している20代~40代の215人を対象に、3月下旬に外部委託機関がインターネットで実施した。

 「欲しい機種」を複数回答可能でたずねたところ、最も多かった回答がアイパッドミニで95人(44.1%)。

 これにアイパッド(92人、42.3%)、米グーグルの基本ソフト(OS)を搭載した台湾エイスースのNexus(ネクサス)7(42人、19.5%)、ソニーのXperia(エクスペリア)タブレット(41人、19.1%)と続いた。

 米アップルは、2013年1~3月期決算が10年ぶりの減益になるなどこれまでの高成長から転機を迎えているが、潜在需要は依然、優位を維持している。

 一方、購入検討時にためらう可能性のある要素としては「本体価格の高さ」(197人、91.6%)が最も多かった。

 「通信費の高さ」(184人、85.6%)、「通信費のわかりにくさ」(161人、74.9%)、「パソコンなどでの代用の可能性の高さ」(126人、58.6%)などが続いた。

 他社製品からiPhone(アイフォーン)5に乗りかえた場合にアイパッドミニが実質無料になるなどのキャンペーンを実施しているソフトバンクモバイルは「このキャンペーンが消費者に好評なことが、本体価格を気にする消費者の多さを表していると感じる。今後も、消費者が購入しやすいと感じてもらえる活動を続けたい」と話している。

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