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シャープに主力2行から役員級幹部 銀行の経営関与深まる
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シャープの本社=大阪市阿倍野区 シャープが主力取引銀行のみずほコーポレート、三菱東京UFJ両行から受け入れる役員級幹部が、取締役常務執行役員に就く方向で調整していることが9日分かった。5月中に人事案を固め、6月下旬の株主総会で正式決定する。
シャープは社外取締役を除く取締役10人のうち、片山幹雄会長を除く9人が執行役員を兼務。2行出身の両役員も取締役兼常務執行役員として、経営と実務の執行の両面に責任を負う要職に就く。
シャープは昨年夏以降、資金調達の条件として主力銀行に経営再建計画を提示している。だが、その多くは実現しておらず、構造改革は十分に進んでいない。
このため、両役員は構造改革実行本部長の大西徹夫取締役専務執行役員とともに、企業再生のノウハウを生かし、具体的な経営改善やリストラの方策を固める。
取締役会にも両役員の意向が反映されるため、これまで以上に銀行側の経営関与が深まる。
シャープは両役員の人事と並行して、新たな経営体制について調整を進めている。巨額赤字の責任を明確化するため、片山会長の退任も検討している。