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携帯夏商戦 auは「スマホ初心者」に照準、サポート強化
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KDDI(au)は20日、夏商戦向けのスマートフォン(高機能携帯電話)の新型モデル4機種を発表した。25日以降、順次発売する。10機種のNTTドコモ、6機種のソフトバンクモバイルと競合他社よりも少ないが、商品数を絞り込むことで利用者が端末を選びやすいようにしたという。またスマホのサポート体制を強化し、従来型の携帯から買い替える「スマホ初心者」を取り込みたい考えだ。
全機種とも基本ソフト(OS)にアンドロイドを採用。高速通信「LTE」に対応し、インターネットへの接続を中継するテザリング機能も備える。
25日発売のソニーモバイルコミュニケーションズ製「エクスペリア UL」は、フルハイビジョンの5インチディスプレーを搭載。7月下旬発売のシャープ製「アクオスフォン セリエ」は高精細で省電力の新型液晶「IGZO(イグゾー)」を用いて電池容量も増やし、1回の充電で3日間利用できるという。
6月上旬以降に発売する台湾HTC製の「HTC Jワン」は、アンプ内蔵のステレオスピーカーで迫力のある音楽が楽しめる。京セラ製の「アルバーノ」は文字が大きい画面に簡単に切り替えられるのが特長。
東京都内で会見した田中孝司社長は「今年は利用者がスマホを使いこなすことをしっかりサポートする」と述べ、スマホ初心者をターゲットに新規顧客の獲得と既存契約者の囲い込みを図る考えを示した。
その一環として、米アップルのスマホ「iPhone(アイフォーン)」以外にも魅力のある機種を夏商戦向けに用意したという。またスマホの初心者向けに加入時に3150円、4カ月目から月額399円を負担すれば、24時間いつでも担当者に使い方を電話で相談できる新サービス「auスマートサポート」を6月6日に始める。