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H&M傘下ブランドの立地戦略 都会の一等地でも儲かるの?
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大阪・ミナミに日本初オープンした「モンキ」と「ウイークデー」=大阪市中央区(山田哲司撮影 観光客であふれる大阪・ミナミの繁華街「戎(えびす)橋」に6月1日、スウェーデンのカジュアルファッション専門店「「MONKI(モンキ)」と「WEEKDAY(ウイークデー)」がオープンした。どちらも日本初出店。大手のファストファッションにはない個性的なデザインの商品が並び、来店客からは「かわいいのに安い」と評判は上々だ。だが、ワンピースの価格は3000円程度。“家賃”の高い都会の一等地でもうけを出せるのだろうか-。
モンキは、北欧風のカラフルな色柄と個性の強い日本のストリートスタイルを融合した20代女性向けカジュアルブランド。来店客からは「商品だけでなく、BGMや陳列スタイルも楽しめる」と好評を博している。
デニムに強いウイークデーもファッション好きから注目されている。
実は両ブランドは「H&M」で知られるヘネス・アンド・マウリッツ(スウェーデン)傘下のブランド。
「幅広い顧客に支持されるファッションを発信するH&Mとは異なり、特定のターゲットを対象にした個性的なブランド」(関係者)という特徴がある。価格的にもモンキのワンピースは1000~3000円が中心で、割安だ。
モンキとウイークデーが出店したのは、H&M戎橋2号店跡。H&Mは両ブランドの出店に先立ち、今年4月には心斎橋筋商店街に売り場面積3000平方メートルと国内最大級の心斎橋店を開業。グループの総力を挙げて心斎橋周辺への出店を加速している。
心斎橋は、ユニクロやスペインの「ZARA(ザラ)」、米国の「GAP(ギャップ)」なども立地するブランド集積地だ。
顧客の奪い合いは厳しくなりそうだが、「店舗自体が広告効果を発揮し、店が多いほどファッション好きの買い物客を呼び込む」(関係者)という実態がある。
実際、都会の一等地に集中出店し、シェアを拡大するのは、世界のファストファッション大手の常套手段になっている。
心斎橋の一等地を抑えたH&Mは今春、大阪・キタ(梅田地区)にも進出。若者客が多い「エスト一番街」、「梅田OPA(オーパ)」の両商業施設の近くに梅田店をオープンした。
H&Mは平成20年に日本に上陸し、ファストファッションブームを巻き起こした。地方のショッピングセンターなどにも出店し、24年度は22店舗で約380億を売り上げるなど日本市場でも急成長している。
H&Mは、人口900万人の本拠地・スウェーデンで170店舗以上を展開する。
日本はまだ店舗数が少なく、世界有数のファッション市場としておしゃれへの関心が高いためか、「1平方メートル当たりの売り上げ効率が世界一。しかも、人口1億2000万人なので、百数十店舗は出したい」。H&M日本法人のクリスティン・エドマン社長は自信満々だ。外資系ファストファッションは、圧倒的な資金力と立地戦略で着実に店舗網を拡大しつつある。
(橋長初代)