ニュースカテゴリ:企業
情報通信
ヤマダ電機がタブレット独自商品 レノボと共同開発、ネット会員に照準
更新
ヤマダ電機は11日、オリジナル製品となる7インチ液晶画面のタブレット端末「EveryPad」を12日から全国のヤマダ電機グループの店舗と自社インターネット通販で発売すると発表した。
新タブレット発売を機にネット会員向けのサービスを充実させ、顧客基盤の拡大を狙う。
ヤマダ電機が創業40周年を記念し、レノボ・ジャパンと共同で約6カ月かけて開発した。
ヤマダ電機の一宮忠男副社長は同日の記者会見で「川下の発想でお客さま目線の機能を盛り込んだ。半年で20万台の販売を目指す」と意気込んだ。
音声検索、ビデオ電話や音声通話アプリ、手書き入力アプリといった機能を装備するほか、2年間の保証サービスを提供する。クアッドコアCPU(中央演算処理装置)搭載で、OS(基本ソフト)は「Android4.2」。単体販売価格は2万1800円(税込み)。
先着5000台については、UQコミュニケーションズのWiMAXセット加入で本体価格0円とする。
流通業が主導するタブレットをめぐっては、「キンドル」を展開する米アマゾン・コムの成功例がある。ヤマダ電機も、インターネット会員向けに、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などのコンテンツを拡充し、ヤマダのサービスをよく利用する中核顧客層の囲い込みを目指す。