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ネットワーク価値向上の手段 アフラックと提携拡大…郵政の思惑

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ネットワーク価値向上の手段 アフラックと提携拡大…郵政の思惑

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 日本郵政グループとアメリカンファミリー生命保険(アフラック)は26日、業務提携を大幅に拡大すると発表した。共同記者会見での主なやりとりは次の通り。

 --業務提携がTPP交渉に影響を及ぼすか

 西室泰三日本郵政社長「直接は関係ない。あくまでも2つの民間企業の議論の結果だ」

 チャールズ・レイク・アフラック日本法人会長「国有企業の日本郵政と外資の提携は、日本が外資にも対等な競争条件を用意している証左だ。交渉に好影響があると思う」

 --がん保険は自社開発を断念し、アフラックの代理店に甘んじるということか

 西室社長「開発は難しい。すでに確立しているアフラックの販売を手伝う形で、少しでもわれわれの収益につなげたい」

 --生保業界から民業圧迫との声が上がっている

 西室社長「提携は郵便局ネットワークの価値を高めるための一つの手段。他社に迷惑をかけるつもりはない」

 --日本生命との業務提携はどうする

 石井雅実かんぽ生命保険社長「日生との提携はがん保険の開発に限定されず、包括的なものだ。関係は継続する」

 --将来的にアフラックとの資本提携を検討するか

 西室社長「考えたこともない。郵政がアフラックの経営に影響力を持つ意味がない。可能性は極めて低い」

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