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「Xbox One」日本発売は来年 MS、サービス・コンテンツ整備
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米マイクロソフトが日本で初披露した新型ゲーム機「XboxOne」=17日、東京都中央区 米マイクロソフト(MS)のゲーム部門のフィル・スペンサー副社長は17日、据え置き型家庭用ゲーム機の新製品「Xbox One(エックスボックス・ワン)」について、日本向けは2014年に投入する計画を明らかにした。
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「プレイステーション(PS)4」も来年2月に発売される。昨年発売の任天堂の「Wii U(ウィー・ユー)」と合わせ、次世代ゲーム機が日本で出そろうのは年末商戦が過ぎてからになる。
MSはこの日、日本では初めてXbox Oneをお披露目した。3つの基本ソフト(OS)を搭載し、ゲームだけでなく、テレビや映画、音楽、インターネット閲覧、通信を同時に楽しめるのが特徴。「オール・イン・ワン(多機能型)のエンターテイメントシステム」(日本MSの泉水敬執行役)として、日本の消費者に売り込む。
Xbox Oneは利用者の音声や身振りを認識して操作する「キネクト」機能を改良し、顔を認識するだけで自動的に利用開始できるようにした。
直近の30秒をさかのぼって自分のゲームプレーを録画できるので、お気に入りの攻略シーンを友人に見せて自慢することもできる。
米国など13市場では、今年11月に先行発売する。日本発売が遅れる理由について、フィル氏は「製品のローカライズが非常に重要だ」と指摘、日本向けにサービスやコンテンツを整えた上で発売日を迎える方針だ。
フィル氏は「日本は非常に重要な市場だ」と強調した上で、日本のゲームソフトメーカーとの連携を強め、任天堂やSCEを追撃する考えを示した。