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「マイポケット」簡単クラウドでヒット PC入門者に配慮しつつ機能充実

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「マイポケット」簡単クラウドでヒット PC入門者に配慮しつつ機能充実

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マイポケットプラスの画面。写真を保管するだけでなく、背景や模様を付けるなど、さまざまな加工も自由自在だ  NTTコミュニケーションズ(NTTコム)が提供しているクラウドサービス「マイポケット」が好評だ。このサービスは、インターネット上のサーバーに写真や動画、文書などを保存でき、いつでもスマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末、パソコンで見ることができる。

 サービス自体は決して目新しいものではないが、マイポケットはパソコンやネットにあまり詳しくない“入門者”にもきめ細かく配慮。操作ボタンに説明書きが表示され、個人識別IDやパスワードの入力を省略できるなど、「誰もが簡単に使いこなせるクラウド」を志向した。

 「クラウドはユニバーサルサービス。だからこそ、子供でもお年寄りでも、誰もが手軽に使えるようにするべきです」。マイポケットの企画・開発を担当する、NTTコミュニケーションズアプリケーション&コンテンツサービス部の青木誠志担当課長はこう語る。

 クラウド上にデータを保存する「オンラインストレージ」サービスはビジネスでも多用され、主に海外の無料サービスが普及している。だが海外のサービスは、データのダウンロード、アップロードが遅いうえ、説明書きが英語表記のみのケースが多く、日本の一般的な利用者に定着しているとは言い難いのが実情だ。

 ここに着目して開発されたのが「マイポケット」だ。海外サービスとは違い、有料だが誰でも安心して使える簡単なサービスを目指した。

 そのコンセプトは、操作画面をみれば一目瞭然だ。

 「アップロードするファイルをこちらにドラッグ&ドロップしてください」「チェックしたファイルを『送信』『ダウンロード』『削除』する」…。などと、分かりやすい日本文でコマンドボタンを表示する。

 1回の操作画面だけで必要な操作を終えられるよう工夫し、操作ボタンを押すごとに次の画面に移る「画面遷移」の回数も少なくした。

 「開発段階では常にシンプル、親切ということを頭に思い描いてきた」(青木氏)といい、その成果が結実した。

 マイポケット契約者は、操作方法などに疑問がある場合、電話で専用窓口に問い合わせができるほか、遠隔操作で必要な設定をしてもらうこともできる。アフターサービスは万全だ。

 「簡単」「親切」を追求する一方、性能面もライバルに劣らない。

 保存した写真や文書を検索する場合、保存した日付やキーワード、場所などで自動検索できる。7月末からは、写真を整理する際に事前に人物の顔を登録すると、写っている人物が誰かを特定して自動分類できる機能も付け加えた。

 相手がマイポケットの利用者でなくても、クラウド上の資料や画像をメールで送信したり、共有できる機能も搭載した。ビジネス面での幅広い利用も想定している。

 データのアップロードやダウンロードといった「転送速度」は非公表だが、もともとネットワーク構築やクラウドが本業のNTTコムグループが「全力を挙げて安定的な高速通信を実現している」(青木氏)といい、実際の利用者からも好評という。

 「マイポケット」は1契約あたりの保存容量が64ギガ(1ギガは10億)バイト。動画ならフルハイビジョンで約10時間、写真なら約3万枚が保存できる。基本使用料も月額315円と同種のサービスに比べれば割安に設定した。

 スマホ、タブレット、パソコン…。多様なデバイスでデータを読み込んだり、取り出したりできるマイポケットはまさに「情報の出入り口」(青木氏)。現在は国内で100万件超の契約数を誇るが、NTTコムはさらなる品質向上のため、年に数回、データの転送速度や機能面の改善点などについて外部企業からの品質評価を受けているという。

 こうしたこだわりが“日本発”のオンラインストレージサービスをより良いものにし、さらに広く普及してゆくことは間違いなさそうだ。

 マイポケットNTTコミュニケーションズが提供するクラウドサービス。インターネット上のサーバーで写真や文書などのデータを保存・管理する。保存されたデータはスマートフォン(高機能携帯電話)や、パソコンなどで簡単に見ることができる。保存容量は64ギガバイト。動画ならフルハイビジョンで約10時間、写真なら約3万枚が保存できる。

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