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生保各社が高齢者マネー争奪戦 相続対策、資産管理で優位性強調
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生命保険各社が高齢者のマネー獲得に躍起だ。相続税増税をにらんだ保険の提案や、高齢者でも加入できる保険の発売が相次ぐ。少子高齢化の進行で保険販売が伸び悩む中、高齢者に照準を合わせた営業強化で顧客の囲い込みを急ぐ。
日本生命保険では、子供などへの生前贈与のため、贈与税の非課税枠(年間110万円以下)を活用した保険の加入が増えている。
今年度の税制改正で、2015年1月以降の相続から最高税率が引き上げられ、基礎控除も縮小される。
このため、生前贈与で相続財産を減らし、相続税の負担を減らそうとする富裕層の需要が高まっているためだ。
子供名義で保険に加入し、保険料は親が支払う。生命保険は死亡保険金の受取人を指定でき、相続争いが起こりにくい。子供は保険料の負担なしで資産形成ができるメリットがある。
同社では終身保険、個人年金保険、養老保険で保険料の払込額が年間100万円以上の新規個人契約は今年4~8月で前年同期比25%増の3500件と好調だ。
明治安田生命保険も相続対策を強化しており、終身保険や個人年金保険の販売件数は4~7月が3600件と、前年同期比4倍に急増。今年度は500回程度の相続セミナーを開き、1万人以上を集客する。