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ダイハツ、販売目標上積みへ 消費増税前の駆け込み需要見込む
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ダイハツ工業は3日、来年4月の消費税増税前の駆け込み需要を見込み、今年度の販売目標を従来の63万台から3万台程度引き上げる方針を固めた。同日、主力の軽乗用車「タント」を全面改良して発売。最低価格を従来に比べ5万円下げたうえ、燃費性能を高めた。大幅な販売増を目指す。
同社は消費税増税前の駆け込み需要などを見込み、今年度の軽市場の見通しを過去最高だった2006年度の203万台を上回る210万台超と予測。新型タント投入などでシェア首位を維持する考えだ。
三井正則社長は同日、フジサンケイビジネスアイの取材に対し、「今後、残業や休日出勤などで生産量を増やしていく方針」を明らかにした。
新型タントのガソリン1リットル当たりの燃費性能は28.0キロと従来に比べ3キロ向上。室内空間も広げたが、価格は117万~175万1000円。最低価格は競合車種のスズキ「スペーシア」に比べ約6万円、ホンダ「N BOX」との比較では9万円それぞれ安くなった。
三井社長は同日の新型タント発表会で、「消費税増税に対しては賛成する立場だが、われわれは求めやすい車を提供していく」と強調。
馬場建二専務執行役員は「景気の先行きが明るく、年末よりも前に(消費増税の)駆け込み需要が起こる」と分析。タントも計画より2カ月前倒しして発売するなどの対策を講じた。
一方で、ダイハツは消費税増税に伴い廃止が予定されている自動車取得税の代替財源として、総務省が軽自動車税(地方税)を大幅に増やす検討を進めていることを問題視。三井社長は、「地方では軽が生活の足となっている。家計を考えると軽しか選べないお客さまもいる」と増税への反対を明確にした。