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ファストリ、初の売上高1兆円超 国内ユニクロは低迷、立て直し急務

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ファストリ、初の売上高1兆円超 国内ユニクロは低迷、立て直し急務

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ファーストリテイリングの売上高  カジュアル衣料大手ユニクロを展開するファーストリテイリングが10日発表した2013年8月期連結決算は、売上高が前期比23.1%増の1兆1430億円となった。積極的なグローバル展開が寄与し、初めて1兆円を超えた。ただ、柱の国内事業は3期連続の営業減益だった。海外出店を加速することで「世界のファッションアパレル業界に旋風を巻き起こす」(柳井正会長兼社長)と意気込むが、そのためには国内の立て直しが急務だ。

 進出した各国で看板商品のウルトラストレッチジーンズや機能性肌着「ヒートテック」などの売り上げが好調に推移、低価格ブランド「ジーユー」も売り上げを押し上げた。

 牽引(けんいん)役となった海外ユニクロ事業では前期比154店舗増やしし、売上高は64%増加した。とりわけ集中的に102店を出した中国・香港・台湾が大きく貢献した。8月末の海外店舗数は446となり、国内(直営834)の半数を超えた。

 一連の拡大戦略で、本業のもうけに当たる営業利益は5.1%増の1329億円と10年8月期以来3年ぶりに過去最高を更新した。最終利益も903億円と26.1%伸びた。

 一方、売り上げの6割を占める国内ユニクロ事業は低迷が続く。営業利益は968億円と5.4%のマイナス。客数を増やす手段として頼った値引き販売が足を引っ張った。

 同事業では14年8月期に4年ぶりの営業増益を目指す。東京都内などに大規模店を積極展開し、「ユニクロといえばロードサイド店というイメージ」(柳井氏)を転換、ブランド力を高める計画だ。

 「(売上高)1兆円は通過点に過ぎず、感慨はない。20年には5兆円を達成する」と豪語する柳井氏。14年8月期は、売上高が16.4%増の1兆3300億円と高い伸びを見込む。海外でのユニクロ事業が出店効果から好調に推移すると見る。最終利益の見通しは1.8%増の920億円。増収増益のエンジンとなるのが海外事業だが、それを支えるためにも国内での足元固めが求められる。

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