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薄型テレビ国内市場にも光 シャープ新製品は「4K」並みの画質実現

ニュースカテゴリ:企業の電機

薄型テレビ国内市場にも光 シャープ新製品は「4K」並みの画質実現

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高精細化を実現した、シャープのフルHD液晶テレビ「アクオスクアトロンプロ」  シャープは22日、液晶テレビの新製品「アクオス クアトロンプロ」XLシリーズを11月30日から順次発売すると発表した。従来規格のフルハイビジョン(HD)パネルでありながら、約4倍の画素数で高精細な映像を実現する技術「4K」に迫る画質を実現。「4Kテレビには手が届かないけれども、画質がきれいな大型テレビが欲しい」という消費者の心に訴え、テレビ事業の収益改善につなげたい考えだ。

 「フルHDを新次元に高める商品だ」。同社デジタル情報家電事業本部液晶デジタルシステム第一事業部の戸祭正信事業部長は東京都内で同日開いた発表会で、新製品にかける意気込みを語った。

 クアトロンプロは、従来の液晶パネルで使う赤色、緑色、青色に黄色を加えたシャープ独自の「4原色技術」を活用。4色をきめ細かく制御し、画素数では劣るが解像度を4K並みに高めた。46型(想定価格約26万円)から80型(同約88万円)の計5機種で、同型の4Kテレビより、それぞれ価格を数十万円ずつ抑える。

 薄型テレビの国内市場にもようやく光が差し込んできた。電子情報技術産業協会(JEITA)によると、9月の薄型テレビの国内出荷台数は前年同月比14.2%増の48万7000台。地上デジタル放送への移行で駆け込み需要が発生した2011年7月以来、2年2カ月ぶりのプラスとなった。

 来年にも始まる4Kの試験放送に加え、05年前後に大量に売れた液晶テレビからの買い替え需要も出てきた。サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会など、大規模なスポーツ大会が控えていることも需要増に追い風となっている。

 このためテレビ各社が高付加価値型テレビの販売を強化している。

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