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プラズマテレビ撤退のパナソニック 工場建屋の売却、希望退職など検討
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パナソニックが、薄型テレビや電子黒板などに使われるプラズマディスプレーパネルの生産を、2013年度いっぱいで停止する方針を固めたことが9日、分かった。
国内分を製造していた兵庫県尼崎市の尼崎第3工場は既に他工場に生産を移管。稼働を停止しており、建屋を外部に売却する交渉を進めている。13年3月期まで2期続けて7000億円を超える最終赤字を計上する主因となったプラズマパネル、同テレビ事業から完全に撤退することになる。
プラズマからの撤退方針は31日に予定している13年4~9月期決算に合わせて発表する方向で調整している。パナソニックはプラズマディスプレーの新規開発はすでに打ち切っており、14年3月で製造を中止した後は在庫を販売するだけとなる。
薄型テレビは12年度から液晶に経営資源をほぼ集中しており、プラズマディスプレーはICT(情報通信技術)システムと組み合わせた電子黒板などに用途を絞り需要拡大を目指していたが、販売は目標の半分以下に伸び悩んでいたもようだ。
尼崎工場でのプラズマパネル生産は10年度の750万台から12年度には192万台に減少していた。
生産打ち切りに伴い、既に休止している第3工場については建物の売却を外部と交渉しており、流通大手などと詰めの協議を急いでいる。
尼崎工場で勤務する完全子会社、パナソニックプラズマディスプレイ(大阪府茨木市)の従業員については、希望退職の募集や他部門への配置転換を検討している。