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LCCスクートが増便検討 関空就航も「選択肢の一つ」
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キャンベル・ウィルソン最高経営責任者(CEO) シンガポール航空が100%出資する格安航空会社(LCC)スクートのキャンベル・ウィルソン最高経営責任者(CEO)が28日、都内で記者会見を開いた。昨年10月の日本就航以来、搭乗率が好調なことから増便を検討中で、関西国際空港への就航も「選択肢の一つ」と述べた。
スクートは29日で日本就航1周年となり、現在は成田から台北を経由してシンガポールまで1日1往復便を運航している。
スクートはボーイング777を使用して中距離路線を結ぶことで、短距離路線が多い他のアジアのLCCと差別化。有料で機内食を提供したり、機内での免税品販売やエンターテインメントを充実させている。日本発着便では、定時から15分以内の出発率が90%以上という「安かろう悪かろうではない」(ウィルソンCEO)サービスが人気を呼び、今年7~9月の搭乗率は92%と好調だった。
スクートはボーイングの最新鋭機787を来年11月以降、順次導入する計画で、日本に就航する可能性がある。増便については関空ほか国内地方都市への新規就航、シンガポールからの直行便などを含め検討中という。