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JALとANA、航空2社で明暗 植木社長「さらに上を目指したい」
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航空2社の2013年9月中間連結決算が31日、出そろった。ANAホールディングス(HD)、日本航空とも景気回復を背景に売上高は伸びたが、円安による燃料費のコスト増が響いて減益となった。
両社とも14年3月の通期業績見通しを修正。公的支援による再建で財務基盤の改善を図った日航は東南アジア路線が順調なことから上方修正する一方、ANAHDは下方修正し、明暗を分けた。
31日に決算を発表した日航は14年3月期連結業績の見通しについて、売上高を当初予想から140億円増の1兆2860億円、営業利益は同150億円増の1550億円、最終利益は同100億円増の1280億円に上方修正した。国際線の旅客増と経費削減による効果を見込んでいる。
日航の13年9月中間連結決算は、国際線で海外からの訪日客数が前年同期比10%増となり、国内線も景気回復を背景に旅客数が増加。経費削減も進み、円安による燃料費の増加を吸収した。会見した植木義晴社長は「利益面では減益なので、さらに上を目指したい」と話した。
一方、ANAHDは14年3月期の業績見通しについて、売上高を当初予想に対して300億円減の1兆5800億円、最終利益は300億円減の150億円と下方修正。燃料費の増加に加え、ボーイングの最新鋭機787の運航トラブルによる路線展開の遅れや、中国路線の利用客数の回復が遅れているためという。
9月中間連結決算の売上高は前年同期比5.9%増の7976億円だったが、経費削減が想定以下にとどまり最終利益は45.7%減の200億円だった。
売上高 営業利益 最終利益
ANAHD 7976(5.9) 433(▲42.5) 200(▲45.7)
日本航空 6593(4.0) 958(▲14.6) 819(▲17.8)
※単位:億円、カッコ内は前年同期比増減率%、▲はマイナス