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10月のビール出荷、3カ月ぶりプラス 気温高めで

ニュースカテゴリ:企業のメーカー

10月のビール出荷、3カ月ぶりプラス 気温高めで

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 ビール大手5社が13日発表した10月のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の出荷量は、課税ベースで前年同月比0.3%増の3620万ケース(1ケース=大瓶20本換算)と、わずかながら3カ月ぶりに前年同月実績を上回った。台風などの影響があったが、月上旬は全国的に気温が高めに推移し、消費を押し上げた。

 全体を牽引(けんいん)したのは第3のビールで、2.6%増の1335万ケースと10カ月連続のプラス。特に6月発売の「サッポロ極ZERO」をはじめ、「クリアアサヒ プライムリッチ」やキリンビール「澄みきり」といった、今年上半期発売の新商品が引き続き堅調だった。

 ビールは0.1%増の1784万ケースと3カ月ぶりに微増。業務用は1.6%落とし、家庭用が1.7%伸びた。サントリー酒類が前月下旬に発売した「ザ・プレミアム・モルツ」シリーズの期間限定商品は、計画を上回る売れ行きで一時休止となり注目を集めた。

 発泡酒は4.9%減の500万ケースだった。

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