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“夜の新習慣” ワコールが睡眠時用ブラジャーの販売強化
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秋冬シーズンに投入した花柄の睡眠時用ブラジャー。若い女性にも使いやすくかわいらしいデザインにした(ワコール提供)■■キャプション■■秋冬シーズンに投入した花柄の睡眠時用ブラジャー。若い女性にも使いやすくかわいらしいデザインにした(ワコール提供) 下着大手のワコール(京都市)が、睡眠時用に開発したブラジャーの販売を強化している。寝返りなどでバストの垂れや型崩れを防ぐのが特徴で、平成16年の発売以来、ボディーラインを気にする中年女性らに人気の商品だが、今年の秋冬シーズンは若者向けにデザイン性を重視したラインアップを増強。就寝時間を利用した美容にも注目が集まっていることに対応し、“夜の新習慣”として利用者の裾野を広げる狙いだ。
ワコールの「ナイトアップブラ」(3990~4305円)は睡眠時用ブラジャーで、胸の位置を適切に保つことで、寝返りなどによる胸の垂れや型崩れ防止を図る。仰向けや横向きに寝た際の体の動きを科学的に分析し、胸の皮膚が重力で引っ張られないよう支える仕組みになっている。
基本構造は従来と同じだが、今年の秋冬シーズンで色や柄のラインアップを増やした。ピンクや青一色が中心の商品に、色鮮やかな花柄やサンリオの人気キャラクター「ハローキティ」柄なども投入。「若い女性にも手に取りやすいデザインにした」(広報担当者)という。
同社は今年9月、全国に住む20~39歳の300人を対象に睡眠中のブラジャー着用についてのインターネット調査を実施。その後、ファッション誌で調査結果を紹介し、電車の車内広告を展開した。資生堂と共同で開発し、18年に発売した就寝前に塗る胸用美容液「ナイトビージェル」(5250円)も合わせて睡眠時用ブラジャーの効果を積極的にアピールしている。
今回の調査によると、睡眠中にブラジャーを着けているかとの質問に「着けていない」と答えた女性は59・7%で、「ほぼ毎日着けている」(35%)の約1・7倍に上った。ただ全く着用していない約6割の中にも34・1%が「形が崩れそう」、28・5%が「垂れそう」と回答するなど、ブラジャーを着けて寝ていないことへの不安が浮き彫りになったという。
ワコールは、こうした不安を感じている女性らの需要を掘り起こすことで、販売拡大につなげる考え。今年7月~11月20日の出荷数は前年同期比80%増と好調で、12月までの秋冬シーズンの出荷数も48%増を見込んでいる。