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サムスンから逃げた!? パナのCES出展「法人向けシフト」鮮明に

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サムスンから逃げた!? パナのCES出展「法人向けシフト」鮮明に

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 【ラスベガス(米ネバダ州)=藤原直樹】世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」が米ラスベガスで7日(現地時間)に開幕するのを前に、各メーカーは6日、出展概要を発表した。収益改善が急務のパナソニックは、コンシューマー(消費者)向けのイベントにもかかわらず業務用タブレット端末や車載製品などを多数出展し、「法人向けシフト」を鮮明にした。

 CESは本来、テレビを中心に消費者向けの家電製品のお披露目が目的。だがパナソニックは今回、テレビの展示はインターネットと融合させたスマートテレビなど、必要最低限にとどめた。逆に、法人向け製品では薄型・軽量ながら耐衝撃性を高めたタブレット端末など、新商品をずらりとそろえてみせた。

 自動車メーカーに納入する車載製品では、フロントガラスに速度などの情報を表示する「ヘッドアップディスプレー」や、自動運転技術などを展示。車載用の音響製品でも、ビートルズがレコーディングしていたことで知られる英国の録音スタジオ「アビー・ロード・スタジオ」との提携を発表した。

 一方、ライバルの韓国のサムスン電子とLG電子は、画面を湾曲させ臨場感を高めた100インチ超のテレビを出展し、テレビを正統進化させて技術力をアピール。パナソニックはプラズマテレビからの撤退表明など、テレビ事業では赤字続きのため、あえて法人向けシフトを打ち出し、テレビでの韓国勢との「真っ向勝負」を避けたとみられる。

 一方のシャープは、フルハイビジョンの16倍の解像度を持つ「8K」に対応し、専用の眼鏡を必要としない裸眼3Dの液晶テレビを出展。あくまでテレビで勝負する姿勢を強調した。

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