【Monday i.】セブン 「空白」埋めるM&A
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流通業界で成長の起爆剤とされる、店舗とインターネットを融合した「オムニチャネル戦略」の具体化に向けて、セブン&アイ・ホールディングス(HD)がM&A(企業の合併・買収)に動き出した。店舗網や品ぞろえの“空白域”をM&Aによって埋める方針で、手薄だった衣料品や雑貨の商品力向上を通じ、ネットを含めた勝ち残りを目指す構えだ。
「インターネットであらゆる流通チャネルに接続し、多様な購買行動が起きる。セブンはこの変化に対応する」
昨年12月25日、東京都内のホテルで開かれたセブン&アイHDの記者会見。高いデザイン性で若い女性に人気のインテリア雑貨専門店「フランフラン」を運営するバルスとの資本業務提携を発表した村田紀敏社長は冒頭、流通業界を取り巻く変化に触れ、危機感をにじませた。
経済産業省の調査によるとインターネット通販の市場は2012年に9兆5000億円余り。コンビニエンスストアの年間売上高を抜き、スーパーに迫る勢いで成長を続ける。スマートフォンの普及で、買い物の場は消費者の手のひらに収まるようになり、“店舗の敵”として距離を置いてきた流通各社もネット事業に本腰を入れ始めた形だ。
