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三菱自、15年度にPHV北米投入 益子社長「世界展開できる」

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三菱自、15年度にPHV北米投入 益子社長「世界展開できる」

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益子修社長  三菱自動車の益子修社長は18日、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、プラグインハイブリッド車(PHV)の生産台数を拡大し2015年度には北米に投入すると明らかにした。日産自動車と共同開発している軽自動車の電気自動車(EV)化を急ぐ考えも強調した。

 三菱自はPHVのスポーツ用多目的車(SUV)「アウトランダーPHEV」を日本と欧州で販売しており、13年度は約3万台を生産。14年度には豪州やニュージーランドに販路を広げて約5万台まで拡大する。環境対応車の普及に向けた法規制を強化している北米でも投入することで、益子社長は「世界展開ができる」としている。

 また、今後はSUVのほぼ全車種をPHV化し、国内では軽自動車をEV化する方向で検討を進めている。EVは充電1回の走行距離が200キロ程度と短いことや、充電設備の不足で販売が伸び悩んでいるが、日常の短い走行距離で用いる軽自動車に搭載することで拡販を図る。

 益子社長は「コストが目指すターゲットに入るなら(発売を)待たなくていい」と述べ、一定の低価格化が実現できれば早期に投入したい意向を明らかにした。

 一方、14年3月期に過去最高益を更新する好調な業績を受けて、今春闘では「ベースアップで従業員に還元する考えはまったくぶれていない」として賃上げに応じる姿勢を示した。

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