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「伝統生かしグローバル化」 武田薬品・ウェバー次期社長会見
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記者会見をする武田薬品工業次期社長のクリストフ・ウェバー氏=2日午前、東京都中央区 武田薬品工業の社長に6月下旬の株主総会後に就任するクリストフ・ウェバー氏(47)は2日、東京都内で記者会見し「武田が持つ伝統と歴史を生かしながらグローバル化を進める」と述べ、世界展開を加速する考えを強調した。同氏は1日付で最高執行責任者(COO)に就任。武田は同社初の外国人社長の起用で国際競争力を高め、欧米勢に対抗する構えだ。
ウェバー氏は、英製薬大手グラクソ・スミスクラインの元幹部。欧米や豪州、アジアの新興国などに駐在し、がんや中枢神経、消化器など幅広い治療領域で経験を積んできた。
この経験を生かして武田のグローバル化を進める方針で、ウェバー氏は「武田は世界70カ国以上に拠点があり、新薬候補が豊富という強みを持つ」と強調。
ただ、具体策については「数週間から数カ月をかけ、主要各国の従業員や幹部と会って組織を理解し、答えを探したい」とするにとどめた。
会長兼最高経営責任者(CEO)に就く長谷川閑史(やすちか)社長は「武田は大きな変革期に直面している。これまでの経験や知識を生かしてリーダーシップを発揮してほしい」と述べ、ウェバー氏に期待を寄せた。
ウェバー氏は妻と娘、息子の4人家族で、7月から日本で一緒に暮らす予定。登山が趣味で、会見では「できるだけ日本の文化を知りたい」と語った。