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マックが家族メニュー強化 女性に照準
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日本マクドナルドの子供向けメニュー「ハッピーセットボックス」を紹介するカサノバ社長(右から2人目)=15日、東京都練馬区のマクドナルド練馬田柄店 日本マクドナルドは15日、子供向けセットメニュー「ハッピーセット」を改良し、玩具として遊べる専用の箱に入れて18日から発売すると発表した。マックの既存店客数は3月まで11カ月連続で前年同月比マイナスが続いており、サラ・カサノバ社長が掲げる「ファミリー客の取り込み強化」に向け、大型連休を前に本格的なテコ入れを図る。
新しい「ハッピーセットボックス」は、「ウルトラマン」か人気アニメ「アイカツ!」の玩具がセットで432~530円。商品の箱は絵などを飾るフレームとしても使える仕掛けで、デザインを定期的に変更する。また、子供に人気のミートソースを使ったバーガー(単品195円)も5月中旬まで限定販売する。
一方、女性客向けに、要望が多いアボカドを使った初めてのバーガーを投入する。食感がもっちりしたパン「チャバタ」にはさむ「ビーフ」「チキン」「えび」の3種を、単品399円で5月下旬まで販売する。
ファミリー路線の強化をめぐり同社は、全従業員を対象に新しい接客教育を開始。ハード面でも既存店への設備投資費を約100億円に倍増、遊戯設備の新設などを進め、今年は既存店売上高の3年ぶりプラスを目指す。カサノバ社長は「16万人の従業員と共に、マックならではのホスピタリティを着実に実践していく」と会見で述べた。