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ビール4社 1~3月期最高の売上高 まとめ買い需要、取り込み奏功

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ビール4社 1~3月期最高の売上高 まとめ買い需要、取り込み奏功

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 ビール大手4社の2014年1~3月期連結決算が9日、出そろった。消費税増税前のまとめ買い需要などから、4社とも1~3月期として過去最高の売上高を記録。4~6月期は、手控えていた新製品を投入して最需要期の購買意欲を喚起する。

 同日決算発表したサッポロホールディングス(HD)は、期間限定品を投入した高級ビール「エビス」が伸びたほか、好調だった第3のビール「極ZERO」も大きく貢献し売上高は1120億円と前年同期比で約12%増加。営業赤字も30億円縮小した。一方で最終損益は「サッポロ銀座ビル」の解体撤去費23億円を特損計上し、38億円の赤字だった。

 サントリーHDの売上高は約19%増の4839億円。主力ビール「ザ・プレミアム・モルツ」の販売量が3%伸長、蒸留酒は17%増え、酒類の売上高を9%伸ばした。最終利益は約87%増の89億円。米蒸留酒大手ビーム社の買収効果は「算定中」としているが、5~12月に売上高が2000億円上乗せされる見込み。

 アサヒグループHDは、2月に一般発売した高級ビール「ドライプレミアム」に加え、発泡酒「スタイルフリー」も好調だった。インドネシアの飲料事業も加わり、売上高10%増の3750億円、営業利益も約2.4倍の153億円と過去最高だった。

 キリンHDは売上高が約2%増の5287億円、営業利益は約24%増の300億円。製法改良した主力ビール「一番搾り」の販売量が9%増え、缶チューハイなども20%余り伸びた。最終利益は、前年の株式売却益などの反動で約80%減の111億円。

 ■ビール大手4社の2014年1~3月期連結決算

    社名      売上高        営業損益       最終損益

 アサヒグループHD 3750(10.0) 153( 2.4倍)  26(  -  )

 キリンHD     5287( 1.5) 300(24.4 ) 111(▲79.6)

 サントリーHD   4839(18.6) 199(41.6 )  89( 87.4)

 サッポロHD    1120(11.5) ▲17(  -  ) ▲38(  -  )

 ※単位:億円。カッコ内は前年同期比増減率%、▲はマイナスまたは赤字、-は比較できず

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