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トヨタ、新半導体でHV燃費1割改善 プリウスならリッター35.86キロに

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トヨタ、新半導体でHV燃費1割改善 プリウスならリッター35.86キロに

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トヨタのハイブリッド車「プリウス」(同社提供)  トヨタ自動車は20日、デンソー、豊田中央研究所と共同で、ハイブリッド車(HV)のモーター制御部品向けに新たな素材を使った「パワー半導体」を開発したと発表した。

 電力利用効率を向上させ、HVの燃費を最大1割改善可能。すでに走行試験で5%超の燃費向上を確認した。2020年の実用化を目指す。

 現在のHVの燃費向上技術は、部品の1グラム単位の軽量化を積み重ねていくのが一般的。今回のように一気に燃費を1割上げることが見込めるケースは珍しいという。「プリウス」であれば、ガソリン1リットル当たりの燃費性能はが現在の32.6キロから35.86キロまで上がることになる。

 開発したのは、シリコンと炭素の化合物を用いたパワー半導体で、現在はシリコンのみを用いたものが使われている。

 パワー半導体は、HVに使われるモーターの電力を制御する重要部品「PCU」に使用されるが、電力損失が課題となっていた。新たなパワー半導体は、電力が効率良く利用できるうえ、PCUを現在の5分の1の大きさまで小型化できる可能性があるという。

 課題はコストで、既存のものに比べてまだ約10倍だが、担当者は「最終的に今と同じコストで生産できるようにしたい」と話している。

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