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シャープ、「8K並み」の4Kテレビ開発 独自「4原色技術」活用

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シャープ、「8K並み」の4Kテレビ開発 独自「4原色技術」活用

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 経営再建中のシャープが、フルハイビジョンの4倍の画素数の「4K」のパネルを使いながら、4Kよりさらに4倍の画素数の「8K」に匹敵する画質の液晶テレビを開発していることが8日、分かった。8Kの試験放送が始まる平成28年にも発売する方針。8Kテレビは現在市販されていないが高価になるとみられ、シャープは割安で「8K並み」のテレビを提供し、収益改善につなげる。

 シャープは昨年、フルハイビジョンのパネルで「4K並み」の画質を実現した液晶テレビを発売。従来の液晶パネルで使う赤色、緑色、青色の光の3原色に、黄色を加えた独自の「4原色技術」を活用している。

 バックライトには日本人3人のノーベル物理学賞受賞対象になった発光ダイオード(LED)を高効率で適用。4色をきめ細かく制御することで、画素数では劣るものの画質を高めることに成功した。同じ技術を4Kのパネルにも応用し「8K並み」を実現する。

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