SankeiBiz for mobile

シャープ、4K並み画質で攻勢 液晶テレビ 最上位機種拡充

ニュースカテゴリ:企業の電機

シャープ、4K並み画質で攻勢 液晶テレビ 最上位機種拡充

更新

シャープが発表した液晶テレビ「アクオスクアトロンプロ」の新商品=2日、東京都港区  シャープは2日、液晶テレビ「アクオス クアトロンプロ」の新商品3機種を発表した。業界ではフルハイビジョンの4倍の解像度となる「4K」放送対応テレビに注力するが、地上デジタル放送を高画質で見たいというニーズは依然強く、フルハイビジョンで4K並み画質の最上位モデルを拡充する。

 11月10日に発売する「XL20」シリーズの新商品は46~60インチの3商品で、想定価格は21万~28万円(税別)。クアトロンプロは、フルハイビジョンパネルの1画素に、3原色(赤・緑・青)に黄色を加えて表示する独自の「4原色技術」で、「画素数を超える描写力がある」(同社)という。

 同社の「4Kレコーダー」と組み合わせれば、4K試験放送も視聴できる。また、セガが今秋提供を始めるテレビ向け知育アプリ(応用ソフト)「テレビーナ」に対応。スマートフォンと連動して、子供が遊びながら学べるという。

 4K放送についてシャープ液晶デジタルシステム第1事業部の戸祭正信事業部長は「テレビにとって新しいチャンス」と強調する一方で、「(地デジなどの)2Kのプレミアムに対する需要はまだ、十分にある」と指摘。地デジ対応の上位機種の中で「クアトロンプロ」ブランドの比率を高め、フルハイビジョンを楽しむ消費者のニーズを取り込む戦略だ。

ランキング