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家庭用プリンター、女性購買層を意識 エプソン、キヤノンが戦略商品投入
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エプソンの発表会で新製品をPRするAKB48の渡辺麻友さん=2日、東京都文京区 プリンターメーカー各社は、年末商戦を前に家庭用インクジェットプリンターの戦略製品を相次ぎ投入する。主流は、女性の購買層を意識し、プリンター本体にスマートフォン(高機能携帯電話)のデータを簡単に写真プリントできる最新機能や、本体を女性が好む色にしたこと。同市場をめぐっては、エプソンが3年連続シェアトップを維持してきたが、今年はキヤノンが好調で、年末商戦の行方が注目される。
エプソンは2日、「カラリオ」シリーズなど12機種を18日から順次発売すると発表した。最大B5サイズまでの用紙を印刷できる小型プリンター「PF-70」は、無線LAN接続により、スマートフォンやタブレット端末のプリントやシール、フォトブックを簡単に作成できる。
発表会では、女性への浸透を狙って、人気アイドルグループ、AKB48の渡辺麻友さんを起用した。エプソン販売の鈴村文徳取締役は「インクジェット全体で50%以上のシェアを獲得し、年末商戦でセンターポジションを狙いたい」と意気込んだ。
キヤノンも、スマホをプリンター本体にかざすだけで、写真や文書を簡単にプリントできる機能を搭載した「ピクサス MG7530」など10機種を4日以降、順次投入する。本体カラーがベージュ系の女性向け機種を限定販売するなど、新たな利用者層の開拓を急ぐ。
国内シェア3位のブラザー工業は9月下旬から、黒や暗部の色の再現性を強化した新たなインクを搭載し、写真画質を向上した製品など17機種を発売する。
一方、日本ヒューレット・パッカードは、在宅勤務者の増加に着目。家庭向けながら自動紙送り機付きのファクス機能を付けるなど、ビジネスにも対応できる複合機「HP Officejet 5740」をはじめ4機種を投入、差別化を図る。
調査会社のBCNの調べによると、2014年1~7月のシェアは、消費税増税前の販売促進などを強化したキヤノンが41.5%で、38.7%のエプソンに競り勝った。3位のブラザーも年々シェアを拡大している。