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高級感にこだわった「エスクァイア」 「安っぽいミニバンは嫌だという人を想定」
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トヨタ自動車が新たなジャンルのミニバンを発売した。上級ミニバン「エスクァイア」。高級感にこだわった内装とイメージキャラクターを務めるバットマンの顔のようなインパクトあるフロントグリルが売りだ。国内ではファミリー層を中心に人気を集めるミニバン。開発を指揮した水(みず)澗(ま)英紀チーフエンジニアは「今までなかったクルマで市場を活性化したい」と意気込む。
「ミニバン市場は平成16年ごろをピークに台数が減っているが、5ナンバーサイズの背の高いコンパクトモデルは堅調に推移している。消費者が求めているのは広い室内やスライドドアの使いやすさ。トヨタとしてしっかり売っていくため、『ノア』と『ヴォクシー』をテコ入れするだけでなく、魅力的な商品で拡販しようと開発した」
「ファミリーのノア、スポーティーなヴォクシーに、3台目を入れると下手すると中間のものができる。ノアをベースに高級にポジショニングすることが、市場を広げることになるのではないかと考えた。ノアやヴォクシーは幼稚園以下の子供がいて、使い勝手を優先する家庭がターゲット。エスクァイアは年齢が上で、小学生くらいの子供がいる家族や、買い替えを考えているが安っぽいミニバンは嫌だという人を想定した」
「アルファードなどは独特の世界観を持つ高級車だが、サイズが大きく、価格も高い。エスクァイアは使い勝手の良さに加え、高級感がある。自分や家族のために質感や品質を重視する消費者を意識した」
「ミニバンはフロントグリルの印象が大きい。5ナンバーは全長が制限されるので、角度を変えてラウンドしているように見せることで奥行きを出した。内装は夏には暑く感じにくく、冬は寒く感じにくい合成皮革をシートに使った。本革に負けないもので、最近の30~40代は抵抗も少ない」
「価格は259万2000円からで、ノアとヴォクシーの標準モデルとの価格差は約15万4000円。本革巻きのステアリングやアルミホイールを採用しており、必要な装備として納得してもらえると思う」
「ミニバンは日本にベストマッチしている車だ。悪路がなく、ワインディングロードもそれほどない道路環境で、重心の高い車が快適に乗れる。排気量2000ccのエンジンで街中も十分な加速感が得られる。日本はミニバンで子供と出かけられる場所も多い」
「月間4000台。ノアとヴォクシーが8000台なので、合わせて1万2000台だ。事前受注9000台のうち約60%がハイブリッドモデルで、ノア・ヴォクシー(約40%)より高い」
「開発陣が普段から乗るような身近な車であり、自分たちがほしい車を徹底的にやろうと作った。今までなかった車であり、市場活性化に一役買ってほしい」