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米IBM、いばらの経営改革 赤字転落寸前…クラウド出遅れ響く

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米IBM、いばらの経営改革 赤字転落寸前…クラウド出遅れ響く

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 不採算部門の売却や企業文化の改革で成果を残したガースナー氏は名経営者として名をあげ、著書「巨象も踊る」は日本でも話題を呼んだ。

 また後任のサミュエル・パルミサーノ氏も05年にパソコン事業のレノボ・グループへの売却を決断。中国企業による海外企業の買収としては過去最大規模だったこともあり、大きな注目を集めた。

 「株主に優しい経営」は虚像

 一方、IBMは発行済みの自社株を買い戻して1株当たりの価値を高めたり、高配当を約束したりする「株主に優しい経営」でも知られる。その結果、02年7月に58ドルだった株価は13年1月には213ドルまで約3.7倍にも膨らんだ。

 ライバルのインテルは同時期に株価を約1.7倍にしかできず、ダウ工業株30種平均も約2倍にしか伸びなかったことを考えれば、IBMがいかに投資家から高く評価されていたかが分かる。

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