パナソニック、テスラに丸め込まれた? 工場への巨額投資でよぎる「プラズマの悪夢」
更新山田副社長は今年3月まで自動車関連事業を担当する社内カンパニーの社長を務めており、マスクCEOとは旧知の間柄。納車式でもがっちり握手を交わし、蜜月ぶりをアピールした。
ところが、関係者によると、マスクCEOはこの来日中に気になる発言をしていたという。
「パナソニックには大規模工場への投資の3~4割程度を負担してもらう」
ベンチャーの「ギガ」ファクトリー
マスクCEOは、米アップル創業者にちなんで「第2のスティーブ・ジョブズ」と呼ばれることもある革新的経営者で、宇宙輸送ロケットの製造会社起業でも知られる。
大胆な戦略を掲げるため投資家から人気で、株式市場からの巨額の資金調達を可能にしている。ただ、テスラ自体の経営は2003年の創業以来赤字続きで、年間で黒字になったことは一度もない。直近の14年7~9月期決算でも7470万ドル(約86億円)の赤字を計上。赤字幅は前年同期の約2倍に拡大している。
