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スマホを使って年賀状作りが楽々 日本郵便、無料アプリも

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スマホを使って年賀状作りが楽々 日本郵便、無料アプリも

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郵便局「ぽすくま」のLINE公式アカウント  近年、年賀はがきの発行枚数は減少傾向で、年賀状離れが進んでいるといわれているが、その流れを食い止めるべくユニークな年賀状が次々と登場している。

 なかでも注目したいのは、スマートフォンをはじめとするデジタルデバイスで簡単に年賀状を作って、送って、楽しめるサービス。今年から無料通信アプリ「LINE」と提携し、“メディア化”により充実を図っている。

 LINEを使って年賀状を送る方法は意外に簡単だ。まずは日本郵便の無料アプリ「はがきデザインキット2015」をダウンロードし、好みのテンプレートを使用してデザイン。さらにスマホで撮影した画像などをはめ込み、はがきを完成させる。

 続いてクレジットカードではがき代込みの料金の決済を終えた後、「LINEで送る」を選択すると自動的にLINEが起動。「友だち画面」で送りたい相手を選ぶとトーク画面に移り、受け取り用のURL付きメッセージを送る。そして、受け取る人が自分の住所を入力すれば、送った人がデザインした紙の年賀状が届く仕組みとなっている。

 スマホの達人で年賀状の新サービスに詳しい小口覺さんは「はがきを買って、印刷して、ポストに投函するという手間が省けるのでとても便利」とこのサービスの最大の利点について語る。加えて、LINEでつながってさえいれば、相手の住所を知らなくても送付することができるので、「普段、会社や仕事でしかつながりがない人や、個人情報を聞きにくい異性などにも気軽に送れる」と新たな人間関係を構築するのにも役立つという。

 また受け取る側にとっても正月に帰省などで自宅を留守にしていても、滞在先で年賀状を手にすることができるなど、新たな使い方も。日本郵便は「日常のコミュニケーションをベースにリアルな紙の年賀状のやり取りに持っていきたい」と今回の導入の狙いを説明している。

 一方、もうひとつ注目されているのが、AR(拡張現実)機能付きの年賀はがきだ。

 日本郵便では今年から「ハローキティ」をデザインした絵入り年賀はがきを発売しているが、このはがきには年賀はがきとしては初めて、動画や写真撮影などのデジタルコンテンツが楽しめるAR機能が付いている。スマホやタブレットなどで、はがきの裏側にある二次元コードを読み取ることで専用アプリをダウンロードすることができ、かざして見ると画像や動画が立体的に見られるというものだ。

 小口さんは「今はまだ、ARは技術的に使い手側のスキルも未成熟ですが、これからサービスを提供する側、使う側の両者がスキルアップすることで、新しい使い方やサービス、表現方法がどんどん出てくると思う」と近未来型のこの技術の展開を予測。動く年賀状が簡単に作成できる無料アプリ「clip年賀状」などのサービスもあるので、「(年賀状を)さあ作るぞというように肩に力を入れずに、電車の中や合間の時間を使って作成でき、送る相手に合わせてカスタマイズできるのもいい」と話す。

 スマホの普及に合わせて、年賀状も作りやすく、より楽しめるものへと進化中。「年賀状の主たる目的である『挨拶』ということは大切にしつつも、いろいろな企業とのコラボによるプレゼント付き年賀状のような新たな利用方法をも検討していきたい」と日本郵便は今後の展望についても語っている。

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