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東芝とGE・仏アルストム連合、原子力除くエネルギー事業で包括提携交渉

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東芝とGE・仏アルストム連合、原子力除くエネルギー事業で包括提携交渉

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エネルギー事業をめぐる世界大手企業の関係  東芝が米ゼネラル・エレクトリック(GE)、仏アルストム連合と原子力を除くエネルギー事業で包括提携交渉に入ったことが6日、分かった。東芝はGEと火力発電、アルストムと送配電事業で既に提携しており、この分野での協業を深めるほか、再生エネルギー事業でも協力関係を広げる。さまざまな機器をインターネットにつなげて新たな価値を生み出す「インターネット・オブ・シングス(IoT)」分野での提携も検討しており、発電設備にセンサーを取り付け、データを収集して稼働を最適化する取り組みなどで協力したい考えだ。

 東芝は昨年末にGEとアルストムのエネルギー部門の提携協議を終えたのを受け、今年1月から両社と本格的に交渉を始めている。

 東芝とGEは、火力発電で使われるガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた高効率の「コンバインドサイクル」の開発・販売で提携している。この機器について、両社はアルストムが強い販売網を持つ欧州やアフリカ、中東での展開を検討している。

 さらに、アルストムは燃料コストの安い石炭火力のプラントを東南アジアで数多く手掛け、同地域で石炭火力の需要が高まっていることから、東芝は自社の蒸気タービンや発電機の供給を提案しているもようだ。

 GEとアルストムは折半出資で再生エネルギーと送配電の合弁会社を設立するが、この合弁事業に東芝も参画する方向で検討している。再生エネルギーでは風力や地熱発電などの共同開発や販売も視野に入れている。

 送配電では、東芝のスマートメーターなどの配電機器とアルストムの電力供給の監視・制御する送電機器を組み合わせた世界展開を検討している。

 また、GEは産業機械にセンサーを取り付け、膨大なデータを集めてサービス活用する「インダストリアル・インターネット」に力を入れている。一般的にはIoTと呼ばれるこの分野でも東芝は提携し、競争力の強化につなげたい考えだ。

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