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本業に迫る利益たたきだす“神鋼電力” 異業種では「国内最大級」へ

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本業に迫る利益たたきだす“神鋼電力” 異業種では「国内最大級」へ

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 神戸製鉄所では石炭火力発電所2基を増設し、4基体制へと強化。石炭火力を選んだのは、もともと製鉄所内の自家発電で石炭火力発電所の運営ノウハウがあったうえ、「発電所の立地が港湾にあり、効率的に石炭調達ができるため」(関係者)と説明している。

 稼働すれば、神戸市だけでなく、周辺自治体にも神鋼の電力が関電経由で供給される見込みだ。

 東日本でも神鋼の真岡事業所(栃木県真岡市)の隣接地にガス火力発電所2基(計120万キロワット)を建設し、31年度後半から32年度前半にかけて順次稼働。東京ガスに売電する予定だ。真岡の発電所でガスを原料に使うのは「茨城県からつながる東京ガスのパイプラインの近くを通る予定で、ガスを調達しやすい立地」(神鋼)としている。

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