本業に迫る利益たたきだす“神鋼電力” 異業種では「国内最大級」へ
更新現時点で計画する火力発電所が稼働すれば、総出力数は計約390万キロワットとなり、異業種からの参入企業で国内最大級になるだけでなく、沖縄電力の計約240万キロワットを大きく上回る見通しだ。
今後の電力事業の収益について神鋼は「関電や東京ガスなどとの交渉で売電価格が変わるため明確ではない」と説明する。ただ、すでに経常利益の2割を電力事業が占め、総出力が現有設備の3倍近くになる発電所の増設計画からは今後ますます神鋼が電力会社の性格を強めていることを浮き彫りにしている。
