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ゲオ、格安スマホ事業に参入 中古端末、NTTコムSIMと組み合わせ

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ゲオ、格安スマホ事業に参入 中古端末、NTTコムSIMと組み合わせ

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ゲオHDが発売した格安スマートフォン=2日午後、東京都千代田区  DVDレンタル店「ゲオ」など約1400店舗を展開するゲオホールディングスは2日、NTTコミュニケーションズと提携し、格安料金のスマートフォン事業に参入したと発表した。自社で扱う中古端末とNTTコムのSIMカードを組み合わせて「ゲオスマホ」のサービス名で提供。店舗網を生かし、契約中の電話番号を引き継げるMNP(番号持ち運び制度)に即日対応することで年間100万台の販売を目指す。

 月額料金は通信容量に応じて異なるが、24回払いの端末代を含め税込2728円から。中古端末のほか、中国・華為技術(ファーウェイ)製など新品のスマホ2機種も投入。まず携帯専門の50店舗から開始する。

 ゲオは、中古携帯の売買を2009年に開始し年間30万台を販売している。遠藤結蔵社長は「培ったノウハウを生かし、2000万人のレンタル会員に売り込みたい」と会見で述べた。

 一方、NTTコムは「ネット通販ではつかみきれなかった格安SIM利用者の声を拾い、料金プランの設定などに役立てたい」(庄司哲也副社長)と期待を寄せる。

 格安スマホはネット販売によってコストを抑える事業者が多い一方、MNPに即日対応できないことが欠点だった。このため楽天やU-NEXTなどは実店舗の拡大に乗り出している。

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