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富士フイルムの3月期は最終益46%増で過去最高 情報、医療とも好調

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富士フイルムの3月期は最終益46%増で過去最高 情報、医療とも好調

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 富士フイルムホールディングス(HD)は30日、2015年3月期連結決算が増収増益だったと発表した。最終利益が46.4%増の1185億円と大きく伸び、過去最高となった。

 複合機事業に加えて、超音波診断装置や医薬品受託製造などの医療分野が好調で、売上高は前期比2.2%増の2兆4926億円、営業利益が22.4%増の1723億円となった。

 映像分野では、コンパクトデジタルカメラのラインアップ縮小で売り上げが減少したが、高級デジカメ「Xシリーズ」や、インスタントカメラ「チェキ」などの販売が堅調に推移し、営業増益となった。また、医療や材料分野は、フラットパネルディスプレー材料の売り上げは減少したものの、医療システムや電子材料が好調で、増収増益だった。

 2016年3月期は営業利益が10.2%増の1900億円、最終利益が1.2%増の1200億円を見込む。

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