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東芝、株主総会2段階に 不適切会計問題 田中社長「(経営責任)臨時総会までに判断」

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東芝、株主総会2段階に 不適切会計問題 田中社長「(経営責任)臨時総会までに判断」

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厳しい表情で記者会見する東芝の田中久雄社長=29日夜、東京都港区  東芝は29日、定時株主総会を6月25日に開催すると発表した。不適切会計問題に関する第三者委員会の調査結果の報告時期は7月中旬となる見通しで、総会では取締役の再任などに議案を絞り、調査状況などを説明する。平成27年3月期連結決算の報告は見送る異例の事態となり、調査結果が出た後、9月下旬までに改めて臨時株主総会を開く。

 6月末が提出期限の有価証券報告書については、関東財務局に8月末までの延長を申請し、認められた。 上場廃止の懸念は小さくなったが、田中久雄社長は29日夜に会見し、自身の進退を含めた経営責任について「第三者委員会の報告に基づき、臨時総会までに判断したい」と述べた。

 田中社長は会見で「異例の事態を招いたことを真摯(しんし)に受け止め、改めて深くおわび申し上げます」と陳謝した。

 調査結果の発表時期のめどについては、第三者委が東芝に連絡したという。これを受けて有価証券報告書の6月末までの提出が絶望的になったため、延長を申請した。提出は8月になる見込みだという。

 東京証券取引所のルールでは、延長された期日から8日以内に提出できなければ上場廃止になるという。また、27年4~6月期決算後に提出する第1四半期報告書についても、8月14日の期限を1カ月延ばすことが認められた。

 定時総会は例年通り両国国技館(東京都墨田区)で開催する。単純に延期する案もあったが、不適切会計問題の説明などをする必要があると判断した。

 東芝は、工事の進み具合に応じて適切に費用を見積もっていなかったとして、26年3月期までの3年間で営業利益を、インフラ工事に関わる3事業部門で計500億円余り過大に計上。第三者委が事業対象を広げて調査している。

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