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立ち食いそば、生き残りへ反転攻勢 熾烈な業界内競争…牛丼などもライバル

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立ち食いそば、生き残りへ反転攻勢 熾烈な業界内競争…牛丼などもライバル

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 牛丼チェーン大手、吉野家ホールディングスは既に、07年から「そば処(どころ) 吉野家」を展開。十割そばにこだわったこのブランドを、全国に51店、展開している。立ち食いではないが、牛丼とのセットメニューなどもそろえ、客層拡大を目指している。

 牛丼チェーンのほか、立ち食いそば業界が「強力な競争相手」(清水部長)と意識しているのが、コンビニエンスストアだ。

 コンビニ各社は、総菜、弁当などを充実させているほか、コーヒーやドーナツを販売して、既存のカフェなど外食産業の脅威となっている。

 異業種との競争が激化する中で進められるメニューの質の向上や、きめ細かな需要の掘り起こし、清潔で入りやすい店舗づくりなどの店舗戦略。こうした取り組みを進めていけば、他の外食産業に奪われたサラリーマン客を呼び戻すだけでなく、新たな顧客を獲得することができるかもしれない。(佐竹一秀)

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