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スマホやパソコン…世界競争の予兆 アップル副社長が大阪を初視察

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スマホやパソコン…世界競争の予兆 アップル副社長が大阪を初視察

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 米アップルのブライアン・クロール副社長が、大阪のアップルストア心斎橋で産経新聞の取材に応じ「大阪には、より多くのユーザーを獲得できるチャンスがある」と強調した。米本社の役員が大阪を視察するのは初めて。2015年10~12月期には、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の世界販売台数が前年同期比0・4%増と、過去最低の伸び率にとどまった。日本でもスマホ市場の成長が頭打ちとなるなか、スマホとパソコンを組み合わせた顧客基盤の拡大に今後の成長の糧を求める戦略が透けてみえる。(石川有紀)

 パソコン乗り換えを強化

 「アイフォーンをきっかけにパソコンのマックユーザーを増やしたい」

 1月28日、アップルストア心斎橋を視察したクロール副社長は、パソコンへの乗り換え需要に意欲を示した。

 調査会社、MM総研の国内携帯電話出荷概況によると、昨年のアップルの日本での販売台数はアイフォーン発売以来初めて前年を下回った。アイフォーンによる急成長に陰りがみえるなか、次の一手が求められている。

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  • 米アップルのブライアン・クロール副社長=大阪市中央区のアップルストア心斎橋
  • 2014年に米アップルが披露した製品ラインナップ。左からアップルウオッチ、アイフォーン、アイパッド、マックブック、アイマック

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