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昨日の友は今日の敵、敵の敵は味方なのか 自由化で乱戦模様の電力業界

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昨日の友は今日の敵、敵の敵は味方なのか 自由化で乱戦模様の電力業界

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 一方で、電力小売りで、中部電と東電は相互に縄張りに乗り込む。トヨタ自動車や関連企業を抱える地域を持つ中部電にしても、首都圏の家庭向けは魅力的だ。東京ガスなど在来型ではない「新電力」も首都圏を主戦場と見定めていることから東電はシェア低下を覚悟し、中部圏と関西圏に進出して取り戻すという。

 攻め込まれる関電も関東圏への進出を決めている。また関電は今後、原発再稼働が進めば発電コストが低下、もともと原発比率の少ない中部電の供給エリアに攻め込みやすくなる。

 長らく横並びだった電力業界は乱戦模様だ。そこには、かつて電力会社と友好関係にあったガス会社も加わる。東京ガスは首都圏で、大阪ガスは関西圏で電力小売りに参入。一方で東電はLPガス(プロパンガス)業者と提携した。

 ガスが結ぶ縁

 電力各社は、原発事故前は、ガス会社も巻き込んでコスト削減に取り組んできた経緯がある。08年のリーマン・ショックまでは、好景気と新興国の成長で資源不足が懸念されたことが背中を押した。

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