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【視点】自滅サムスンを脅かせず 大ヒット商品が消えた電機業界

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【視点】自滅サムスンを脅かせず 大ヒット商品が消えた電機業界

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 この例に限らず、日本の電機メーカーからは最近、元気さを感じない。「事業統合」とか「選択と集中」という名の敗戦処理ばかりが目立つ。そのせいか、このところ大ヒット商品を見かけなくなった。

 ソニーの「ウォークマン」以降、任天堂のファミコンやDSなどのゲーム機、NECのパソコン、各社の折り畳み式従来型携帯電話(ガラケー)。NECや東芝が世界市場をリードした半導体メモリー「DRAM」や、シャープが一時独走した液晶パネルも数えていいだろう。まだまだある。

 これらの製品のうち、ゲーム機を除けば、ほとんどが世代交代で市場が消滅したり、他社にシェアを奪われた。

 大ヒット商品がなくなったことは電機メーカー各社も十分承知しており、ソニーなどは新規事業開発の専門部署を作って努力しているが、これからだ。歴史に残る大ヒット商品は、メーカーの開発、販売努力だけではなく、それを超えた特別な力も必要なのだろう。

 もちろん、そうした条件がそろうには、メーカーが経営面まで含めて前向きな姿勢を持ち続けていることが必要なのは言うまでもない。日本企業単独の産物ではないが、「ポケモンGO」の神がかり的な世界での大流行を見ると、可能性はまだまだあるはずだ。(産経新聞編集委員・高原秀己)

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