【酒豪女子が行く】(3)ブーム終焉で「暗黒の時代」 詐欺相手から逆説教… どん底から這い上がったビール会社社長
更新まずは計250キログラムの麦芽をミルで粉砕していく。今回のビールでは大麦をベースに、爽やかな酸味が加わる小麦をブレンドした。
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麦芽を実際に食べてみると、噛むたびに甘味が出てくる。「麦芽のデンプンが口の中の酵素に分解されて甘く感じるんや。まずはデンプンを糖分に変える『糖化』から始めよか」(出口ブルワー)。
エグ味や渋味が出ないよう粗目に砕いた麦芽を仕込釜へ投入する。小柄な女性の金澤ブルワーが、粉砕した麦芽が15キログラムほど入ったケースを軽々と持ち上げ、どんどん仕込釜へ移していく。
出口さん「やってみる?」
筆者「はい! …あれ!?(持ち上げようとするも重くて動かない)」
仕込釜ではお湯と麦芽を混ぜ合わせて“お粥”のような状態にする。ここで先ほどの「糖化」が行われ、甘い麦汁が出来上がるのだ。
沈殿した麦芽の殻はしっかりと濾過し、次は「煮沸」の工程へ。濾過した麦汁のみ煮沸釜へ移して90分間煮立てた後は、釜の中で「ワールプール」と呼ばれるゆるやかな渦を作る。香りが飛ばないよう、煮沸を終えた後にホップを足して香りと苦味を加えていく。
出口さん「ホップ食べてみ」
筆者「(口に入れてかむと)…ニガッ!!!」
出口さん「苦いやろ」
筆者「(知っているのに、なぜ…涙)」







