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来年の手帳は著名人監修で プロのノウハウ満載、スマホと連携も
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書店の手帳売り場には著名人監修のものも多く並ぶ=東京都千代田区の丸善・丸の内本店(日野稚子撮影) 今年も残すところ2週間余り。新年のスケジュール管理が始まっている人も多いだろう。今年、予定の調整に失敗したり、手帳をうまく活用できなかったりした人は、ノウハウを詰め込んだ著名人監修の来年用の手帳を使ってみるのも一助だ。(日野稚子)
「営業のカリスマ」として知られる営業コンサルタント、和田裕美さんが監修したのが「和田裕美の営業手帳」(ダイヤモンド社)。高い営業成績を上げた外資系企業勤務時代の手帳を基に考案した。毎週、目標を設定し、進行状況を記号で記し、一目で分かるのが特徴だ。1週間のうち水曜日と木曜日の境目の罫(けい)線を太くし、「水曜日の境界線」を設定。締め切りは細かく設定する方が達成しやすいというノウハウを込めたものという。
「営業関係はもちろん、教諭や医師、主婦など予定を他者と調整しながら決める人が使っている」(担当者)
百ます計算考案者で立命館大学教育開発推進機構教授、陰山英男さんの「陰山手帳」(同)は1日の予定欄に、(1)朝・昼・夜の食事の有無(2)睡眠時間-の記録用チェック欄を設けた。陰山メソッドの「三食しっかり食べて早寝早起き」を実践するためだが、生活習慣の確認用に使えそうだ。「論語」やオバマ米大統領の選挙勝利演説(英文)なども音読用に掲載した。
「思考力を身に付ける近道は1日3分、今日の出来事を振り返る時間を持つこと。書くことで焦点も定まる」と話すのは、カリスマ予備校講師で経済解説本で数多くのベストセラーを持つ細野真宏さん。「細野真宏のつけるだけで『節約力』がアップする家計ノート」(小学館)を考案した経験を生かしたのが「細野真宏の考える手帳」(産経新聞出版)だ。
週間予定を左ページに、右ページは1日に付き3つの記載欄を用意。「Hop(出来事)」「Step(考える)」「Change(進歩する)」で、1つの出来事を取り上げ、原因を考え、解決策を見いだしたり、その日の重要な事柄を3つ書き込んだりして使う。
「思考力を養う訓練は継続しないとだめだが、頑張らないとできないようでは続かない。適度に緩い部分があれば続けられる」(細野さん)
予定管理やメモにスマートフォン(高機能携帯電話)を使う人も増えた。しかし、手帳とスマホの2カ所に分散してしまう。「スケジュール管理は手書き手帳で、メモはデジタル保存」と双方の役割分担を明確化したのが、元官僚で経済学者、野口悠紀雄さんの「『超』整理手帳」(講談社)。スマホで写真撮影した手書きのメモを管理しやすくした「ショットノート」(キングジム)と連携、手帳付属のメモ帳に採用した。
「スマホ写真をメモ代わりに使う、との野口さんの意見を基に、備忘録としてのメモはスマホで撮影するよう役割を切り分けた」と講談社の担当者、黒田剛さん。手帳専用アプリ(有料)を使うとメモ写真が日付や予定にひも付けされ、どこにあるか分からない状況が解消されるという。
広告クリエーターの佐久間英彰さんが自分の欲しい機能を詰め込んだ手帳「ジブン手帳」(コクヨS&T)もスマホ活用派向き。年間予定、長年にわたり記録したい家族や自分の履歴、メモ帳を3分冊化したが、メモ帳部分に自社開発のスマホ撮影用メモ「キャミアップ」を導入、デジタル画像できれいに保存できるようにした。
手帳は「予定」以外にどんな機能を求めるかを考え、選ぶといい。