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「日本の地方」描く20作品 海外での翻訳出版目指す

ニュースカテゴリ:暮らしの書評

「日本の地方」描く20作品 海外での翻訳出版目指す

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 海外ではまだなじみの薄い日本の優れた文学作品などを紹介する、国際交流基金の冊子「Worth Sharing」第2巻が発行された。「日本の地方」をテーマに、国内の多様な歴史や風景を印象的に描く20作品を選んで英語の紹介文を掲載。5000部を作成しており、国際ブックフェア会場などで配布し海外での翻訳出版につなげたい考えだ。

 掲載作のうち、小説が18作品を占める。佐藤泰志著『海炭市叙景』や井上ひさし著『吉里吉里人』、桜庭一樹著『赤朽葉家の伝説』、田中慎弥著『共喰い』などジャンルや発表年、描かれる地域は幅広い。このほか、ノンフィクション2作品も収められている。

 今年2月に出した第1巻は「日本の青春」をテーマに編まれた。来年中に第3巻を発行する予定という。

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