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花粉症の時期 洗濯・掃除は? 基本は持ち込まず・取り除く

ニュースカテゴリ:暮らしの生活

花粉症の時期 洗濯・掃除は? 基本は持ち込まず・取り除く

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室内干しの際は洗濯物を筒状や蛇腹状に広げ、空気により多く触れるよう工夫する=東京都墨田区の花王生活者研究センター  本格的な花粉症シーズンが始まった。各地でスギ花粉の飛散が続いており、その後はヒノキ花粉の飛散量が増える見通しだ。家の中で快適に過ごすには、(1)花粉を持ち込まない(2)花粉を取り除く-ことが重要。こうした基本を踏まえた洗濯や掃除の方法をまとめた。(竹岡伸晃)

 6割は換気から

 気象情報会社「ウェザーニューズ」(千葉市美浜区)では、近畿~関東地方のスギ花粉の飛散ピークについて、3月中~下旬と予想。ヒノキ花粉は、スギ花粉の飛散がピークを過ぎた後に飛散量が増え始め、西日本~東日本では4月上~中旬にピークになる見通しとしている。

 「まず心掛けたいのは、家に花粉を持ち込まないこと」。花王生活者研究センター(東京都墨田区)首席研究員の弦巻和(つるまき・かず)さんは強調する。同センターの調査によると、室内に入り込んだ花粉のうち約6割は換気によるもので、約4割は洗濯物や布団などに付着していたものだった。

 ただ、花粉症の時期でも窓を閉め切ったままでは不健康だ。弦巻さんは「カーテンを閉め、窓を10センチ程度開けて換気する」方法を紹介する。窓とカーテンを全開にした場合と比べ、入ってくる花粉の量は約75%減るという。

 洗濯のやり方にも気をつける。屋外に干す場合、1枚ずつ花粉を振り払いながら取り込む。干す際に市販のハウスダスト除去スプレーを使うと、花粉が付きにくく、取れやすくなる。

 早く乾かす

 花粉の飛散量が多い日は室内干しがお勧めだ。室内干しの場合、多くの人が悩まされるのが「嫌な臭い」の問題。弦巻さんは「臭いは菌が繁殖することで生じる。しっかり汚れを落とし、できるだけ早く乾かすことで抑えられる」。

 具体的には、(1)洗濯機の中に洗濯物を入れ過ぎない(2)洗剤は適量を使う(3)風呂の残り湯で洗濯する場合、すすぎは水道水で行う-がポイント。洗濯物の量は洗濯機の容量の7~8割が目安。(3)は残り湯の汚れが洗濯物に付着するのを避けるためだ。洗剤に加え、酸素系漂白剤や抗菌タイプの柔軟剤などを使ってもいい。柔軟剤には静電気防止効果があり、洗濯物に花粉が付きにくくなるという。

 洗濯物を早く乾かすためには「布と布が重ならないように干す」のが鉄則だ。厚手の衣類は胴体部分を筒状に広げる▽バスタオルのような大型の布類は蛇腹(じゃばら)状やM字状に干す-などの方法で、より多く空気に触れるよう工夫する。

 屋外に布団を干した際は、手で両面の花粉をしっかり払ってから取り込み、ゆっくり掃除機をかける。飛散量が多いときは日当たりの良い場所を選び、椅子などを並べて室内干しにするのがお勧めだ。

 ■いきなり掃除機かけない

 室内の花粉を取り除くには、こまめな掃除が欠かせない。しかし、フローリングにいきなり掃除機をかけると、排気で花粉が舞い上がってしまう。花王生活者研究センターの弦巻さんは「ぬれ雑巾やウエットタイプの掃除用シートでしっかり床を拭いたうえで、掃除機をかけてほしい」とアドバイスする。

 カーペットや畳にも花粉は付着している。繊維の中に入り込んだ花粉を取り除くため、カーペットは縦方向と横方向から「十文字」に、畳は目の流れに沿って、意識的にゆっくりと掃除機をかける。

 トイレマットやシーツ、布団カバーなど「洗えるものはこまめに洗う」ことも心掛ける。「洗濯すれば花粉は取り除くことができる」(弦巻さん)

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